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日別アーカイブ: 2026年1月28日

なかむら総建のよもやま話~ 擁壁・ブロック塀の安全基準と長寿命化~

皆さんこんにちは!
なかむら総建、更新担当の中西です。

 

地震・豪雨の多い日本では、土を抑える工作物の設計と維持は最重要テーマ。擁壁・ブロック塀は“目に見えない力”と戦っています。土圧・水圧・風・震動をどう逃がすか、その設計と施工、点検・更新の勘所を整理します。🌧️

 

1) 擁壁のタイプと使い分け📚
• 重力式:自重で土圧に抗う。石積・コンクリート積など。フットプリントが大きい。
• L型(逆T型)RC:宅地で一般的。基礎底版と壁の組み合わせ。背面排水が生命線。
• もたれ式・格子状(クリブ):背面土で安定を得る。景観配慮型も。
• ジオグリッド補強土:軽量・施工性◎。背面の層状補強が鍵。
• 蛇籠(ガビオン):透水性が高く水圧に強い。景観性も◎。

 

2) 基礎・配筋・排水の三位一体🧪
• 基礎:地耐力に応じた根入れと凍結深度の考慮。転倒・滑動に対抗できる寸法に。
• 配筋:壁厚・鉄筋径・ピッチを設計通り確保。継手長さとかぶり厚を守る。
• 排水:背面に透水層(単粒砕石)+暗渠+水抜き穴(ウィープホール)を一定ピッチで。フィルター層(不織布)で細粒分を遮断。

 

3) 背面土と締固め🚜
• 盛土の締固め不足は不同沈下の元。層厚150〜200mmごとに転圧。
• 粘性土は含水管理が命。雨天直後の施工は避け、水抜きを先行。

 

4) ブロック塀の安全設計(既存含む)
• 基礎幅・根入れ:凍結・地耐力を考慮。既存基礎の上積みは原則避ける。
• 配筋充填:縦横筋を空洞部にフル充填。控え壁は長さ・ピッチを守る。
• 軽量化:上部はアルミ・スチールフェンスへの置換で風荷重を抑えるのが有効。

 

5) 危険サインと点検リスト🔍
• 傾き・鼓(つづみ)状ふくらみ・クラック(0.5mm超)・エフロ大量・水抜き穴からの濁水・沈下。
• 叩診で中空音、鉄筋露出や欠けは要専門点検。

 

6) 更新・補強の選択肢🔧
• 解体→新設が最も安全。軽量素材+緑化で圧迫感を下げる。
• カットダウンして腰高までに下げ、透過フェンスと組み合わせる。
• 背面排水の追加:集水桝・暗渠を後施工で入れるケースも。

 

7) 近隣・法的配慮📜
• 境界確認と所有の明確化(既存塀は特に)。
• 搬入・騒音・粉塵の事前説明。工事看板と連絡先の掲示。
• 地域の基準や確認手続きが必要な規模・仕様があるため、計画段階で行政・専門家に相談を。

 

8) ケース:老朽ブロック塀を“軽く安全に”
• 課題:築30年のブロック塀、高さ2.0m超、ひび・傾きあり。
• 解:下部0.8mだけを化粧CBで再構築し、上部は縦格子アルミに更新。背面に透水層+暗渠、水抜き穴を1.5mピッチで新設。見た目軽やか+安全性を両立。🌿
まとめ:擁壁・塀は基礎×配筋×排水が命。軽量化・透水・見通しを味方に、長く安全に使い続けましょう。🛡️

 

まとめ:フロントの三点はUX装置。迷わない・濡れない・塞がない・盗られないを満たせば、来客満足も暮らしの快適も劇的に上がります。🙆

 

 

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